DETAILS
裏摩周展望台は中標津町との町境に位置した展望台です。
弟子屈町にある第1、第3展望台の反対側になることから「裏摩周展望台」と呼ばれています。
弟子屈町側の展望台よりも標高が低いため、霧の発生が少なく神秘的な湖面を望めます。
(標高差~第1展望台683m 第3展望台701m 裏摩周展望台585m)
湖岸の季節毎に色彩を異にする広葉樹と、濃緑一色で四季を繰り返す針葉樹が青く澄み切った湖水にその姿を映す様は、ただ「すばらしい」の一言です。
展望台から見て左手(湖の南東)に張り出しているのが「神の山」という意味を持つ火山・カムイヌプリ(摩周岳)です。
摩周湖は摩周火山が陥没してできたカルデラ湖で、まわりを切り立ったカルデラ壁で取り囲まれている地形からもその火山活動の後が伺えます。
1万数千年前に今の摩周湖の場所に出現した摩周火山は、さかんに大噴火を繰り返し、ついに7千年前に最大の噴火をおこして、大量の火山灰と火砕流を噴出しました。その跡地が大きくくぼみ、直径約7.5キロ・短径約5.5キロのカルデラができあがりました。その後約3千年の休止期間にカルデラに水がたまり、いまよりも広い摩周湖が誕生したのです。その後さらに湖の東岸にカムイヌプリが噴出し、摩周湖の面積が約4分の3に狭められ、約千年前にはカムイヌプリでの最大噴火がおこって山頂が破壊され、今の摩周湖の姿となったのです。
湖の中央にのぞくカムイシュ島は小さな島ですが、これも実は水面下は約211.4m、基底の直径は約1kmという溶岩ドームなのです。
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